インプラント

インプラントって何？

一般的に「歯」というと、歯みがきをする部分をイメージしますが、実際にはその下に「歯根」と呼ばれる根っこがあります。木の幹を支える根っこのように、この歯根が歯を支えることで、シッカリと「噛む」ことができるのです。

インプラント治療とは、失ってしまった歯の歯肉に人工歯根（＝インプラント）を埋め込むことで土台を築き、この上にセラミックなどの人工の歯を装着する治療のことで「最も合理的に歯を再生できる治療方法」とされています。

歯ぐきに乗っている状態の入れ歯と大きく違うのは、強固な根っこを新しく持つことで、違和感のない丈夫な歯をもう一度持てることです。

インプラント・ブリッジ・入れ歯の比較表

	インプラント	ブリッジ	入れ歯
治療法	失った歯根の代わりに人工の歯根（インプラント）を埋め込み、その上に人工の歯を被せる方法	歯を失った場所に、両隣の歯を土台にして人工の歯を支える方法	歯を失った場所の周囲に金属の留め金をつけて固定させる方法。取り外しが可能。
メリット	・天然歯のようにあごの骨に固定するので、違和感なく噛むことができる ・硬いものを噛むことができるようになる。 ・周りの歯を傷つけない	固定式であるため、装着しても違和感があまりない	・ブリッジのように健全な歯を削らずに補える ・比較的治療が簡単
見た目	◎ 自分の歯に近い	○ 保険適用外のセラミックを使えば自分の歯に近くなる	△ 留め金が見える部分もある
日常の手入れ	◎ 通常の歯磨きと同じ	◎ 通常の歯磨きと同じ	× 外して洗浄する
価格	1本35万円～ （手術費含め）	保険：約2万円～ 自費：4万円×歯の本数～	保険：約1万円 自費：8万円～
保険適用	× 全額自費治療 ただし、医療控除適用	○ 保険適用可能	○ 保険適用可能
治療期間	△ 4ヶ月～1年（状態による）	◎ 2週間～2ヶ月	○ 1～2ヶ月
治療時・治療後のリスク	・インプラントをあごの骨に埋めこむ手術が必要 ・全身疾患がある場合には治療ができない場合がある	・ブリッジを固定するために健康な歯を削ることがある ・支えている両隣の歯に負担がかかる ・空気がもれて発音が困難になることがある	・バネによる隣の歯への負担が大きい ・噛む力が健康な状態に比べて30～40％くらいになる ・取り外して手入れをする必要がある ・すぐにガタつきやすい

インプラントを受けるにあたって

インプラント手術にあたって、患者さん側に求められる条件があります。もちろん検査を行いますから、患者さん側で判断する内容ではありません。

インプラント治療で気をつけたいこと

• お口のトラブルは、普段からの歯みがきや歯科医院でのメインテナンスなど、お手入れが充分でないことから始まります。インプラント治療を行ったからといって、お手入れが大切なことに変わりはありません。普段からの口内ケアを怠ると、インプラントといえども、思った以上の速さで劣化します。インプラントは保険適用外の治療でもあるのでメリットは多くありますが、口内ケアをしなくていいというものではありません。あくまでも普段からの口内ケアがあってこそ、インプラントの「よく噛める」メリットを享受できるのです。
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セカンドオピニオン

• 「セカンドオピニオン」とは、複数の専門家に意見を聞くことで、患者さんが納得して治療を受けるための仕組みのことです。複数のアドバイスを受けることで、自分に最適なインプラント治療を選択できます。「ほかの先生に話を聞くのは、主治医の先生に失礼になるのでは？」と考えている方もいることでしょう。大丈夫です。遠慮することはありません。セカンドオピニオンとは、誰もが広く意見を聞き、適切な治療を受けられる権利のことでもあるのです。セカンドオピニオンで疑問や不安を解決してください。
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当院でも、インプラント治療のセカンドオピニオンを行っています。「インプラントは値段が不明瞭で不安」「入れ歯やブリッジと比べてどんなメリットがあるのか」「デメリットはないのか」といった疑問・質問に、丁寧にお答えいたします。

セカンドオピニオンでアドバイスを実際に受けたい場合は、次のような手続きをふんでください。まず主治医の先生に相談し、これまでの診療経過を記した書類、X線やCTの画像を貸し出してもらいます。これらの資料をもとに、現在のあなたのお口の状況を比較しながら、適切なアドバイスを行います。

当然ですが、無理に治療をすすめることはありません。患者さんが本当に納得して治療を受けるためにも、ぜひご相談ください。また当院は、他医院で施術したインプラントのリカバリー例も過去ございます。お気軽にご相談ください。