当院では、患者さんのお口の中の全体状況を知るための検査を行っています。その検査の報告と相談の時間を最低1時間とっており、これをカウンセリングと呼んでいます。
カウンセリングというと、専門的な医学用語で説明を受ける場と思われるかもしれません。もちろん、必要に応じた説明は充分に行いますが、その時間の多くは患者さんのご希望をお聞きするためのものです。
激しい痛みを伴っているケースでは、その痛みを取ることが何よりも優先されますが、目の前にある症状には、本質的な問題点がひそんでいる場合が多いのです。
お話をお聞きしていると、たとえば「食事がしっかりとれない」「患部が気になって夜眠れない」「現在の状態のままいたくない」など、患者さん自身がどうしたいのか、問題点が浮き彫りになってきます。そこで、はじめて具体的な解決策が見えてくるのです。
カウンセリングの時間の多くは、患者さんがどうなりたいか、何を望んでいるのか、その確認にあてられています。当院では、患者さんのより良い生活を実現するために、カウンセリングをとても重視しています。