もりや歯科医院は歯医者がこわいお子さまも安心の歯医者さんを目指しています。
歯科医師としてとても残念に思っていることが1つあります。それは、歯医者を恐がるお子さまがいることです。なぜ歯医者へ行った経験のないお子さままでが、歯医者を恐がるのでしょうか。
それは「むし歯」「口の中のばい菌」など、マイナスのイメージにつながる言葉によるものかもしれません。それと同時に、ご両親や祖父母が持っている古い時代のイメージが「痛くて恐いところ」として染みついているからでしょうか。
いずれにしても、何らかの理由で悪しきイメージがお子さまに伝わっていることは確かです。
ただ安心していただきたいのは、どれほど歯医者嫌いで歯医者での治療をいやがるお子さまでも、治療ができるようになることです。仮にはじめからスムーズな治療ができないとしても、練習を繰り返せば自分からすすんで治療を受けるようになります。
また一方では、歯科医療の技術進化もあって「痛くない治療」も一般化してきており、現実に歯医者は「痛いところ」でも「恐いところ」でもなくなっています。
お子さまが遊びにやって来る歯科医院
- お子さまが持っている歯医者のマイナスイメージをなくしたい、そんな想いがきっかけだったのですが、当院はお子さまが遊びにやって来る場所となっています。夏休みなどは、子どもたちのたまり場になることもあります。特別な用があるでもなく、学校帰りにフラッと立ち寄るお子さまが多いのは当院の誇りです。定期検診に来たお子さまが、お友達を連れてきたりして、自然とたまり場になりました。
もともと、子どもたちが楽しめる場所でありたい、そして悪しきイメージを払拭したい、そんな思いが強かったので、遊びに来るお子さまは当院としても大いにウェルカムです。遊びながら歯科医院を横目で見るうちに、いつしか悪しきイメージが払拭されることを願っています。
嫌がるお子さまに治療を強いることはありません
- 当院の小児歯科では、お子さまといえどもひとりの個性として、根気強くコミュニケーションをはかります。なぜ治療を施すのか、何が行われるのか、どれくらいの時間で終わるのか。お子さまの納得と理解が得られるように説明をします。不思議に思われるかもしれませんが、1歳半のお子さまでも、こちらの言葉を理解するものです。そして、ひとたび理解が得られれば、すすんで治療を受けられるまでになります。当院では、お子さまが嫌がるままで治療を始めることは基本的にありません。(但し、緊急性を要する場合等の例外もあることはご理解ください)
ご両親へご協力のお願い
- お子さまに「歯医者は痛い、恐い」というイメージを与えないよう、気遣っていただきたく思います。間違っても、治療が終わったら「ご褒美があるよ」なんてこともどうぞなさらないでください。していただきたいことは、治療後に褒めてあげることです。親は子どもの一番の味方であってほしいのです。それには、お子さまを褒めてあげてください。
痛がっていてもむし歯とは限らない
お子さまが痛がっているからといって、むし歯であるとは限りません。大人の歯が生えてくるときの痛みや、噛み合わせによる痛みなどもあります。状況に応じて処置にも差が出ますので、まずは早めにご相談ください。
むし歯による治療方法の違い
むし歯といっても、初期症状から重症まで状態によって治療方法の境界線があります。お子さまの状況によって、治療方法は変化しますので、一度ご相談ください。