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下の前歯がでている(インビザライン矯正治療:50代女性のケース)【ケース87(治療開始)】

更新日:

埼玉県坂戸市(東武東上線 北坂戸駅 徒歩10分)にある、もりや歯科 院長 森谷良行(もりやよしゆき)です。

インビザライン矯正治療。52ステージ。治療費554,400円+調整料(初回)16,500円+調整料5,500円×回数+リテーナー55,000円。

1日20時間以上装着、1ステージ10日間。つまり520日、約17ヶ月。約1年5ヶ月の計画です。

 

いきなりですが患者さんの感想を読んでください。

〜〜〜〜以下、患者さんの感想〜〜〜〜

私の場合、抜歯や歯を削る事はせず
以前治療したブリッジを外す事から矯正が始まりました。
アタッチメントをつけて頂き初めてマウスピースをはめた時は痛みより、圧迫感と違和感と喋り難さを感じました。また舌でマウスピースを何度も確認(?)し最初は落ち着きませんでしたが、それらは時間が解決で寝る頃には随分慣れた様に感じます。
あとは脱着がスムーズに行えるようになれば…これも慣れかな‥
今日から歯の矯正と共に規則正しい生活のスタートです。

〜〜〜〜以上〜〜〜〜

今回のケースは、結構シビアなケースだと思っています。また、矯正治療だけに精通していてもダメなのでは?と思っています。なぜなら、下の奥歯をすでに2本失っていてブリッジと言われる治療をしているからです。ブリッジと言われる治療は、失っている歯を補う治療方法です。失っている歯の両隣の歯を柱にして、ちょうど川に架かっている橋のように補うことからブリッジという名称になったと大学生時代(30年近く前なので間違っていたらゴメンナサイ)に聞いた記憶があります。つまり、隙間があると言うこと。↑の写真を観てもらうと下の前歯が上の前歯より前方にでていると思います。この状態を治すためには奥歯に隙間が必要です。

勘の良い方でしたら気がつきましたよね

そうです。ブリッジ治療をしている歯を失っている部分を利用する計画にしました。失っている部分を全て活用してしまえば歯を失っていないように見せることもできます。今回のケースではそこまでの隙間は必要ないので半分位を活用する計画にしています。

矯正治療が終わった後に,奥歯の治療が必要になるというディメリットもあります。治療全体の説明をして患者さんが納得して貰えたので治療をスタートしました。

患者さんと一緒に良い状態を目指して頑張ります。

 

【治療相談時のブログ】https://moriyashika.com/archives/6444

【治療前半のブログ】https://moriyashika.com/archives/6958

【治療後半のブログ】https://moriyashika.com/archives/10262

  • この記事を書いた人

歯学博士 森谷良行

平成8年 日本大学歯学部卒業
平成8年 河野歯科医院にて勤務
平成11年 リバーサイド歯科クリニックにて勤務
平成13年 北坂戸に「もりや歯科」開業

平成8年 歯学学士取得(日大7369号)
平成14年 歯学博士取得(日大第6004号)
平成19年 厚生労働省より臨床研修施設として認定(研修施設番号070255)
平成30年 特許取得(「義歯の製造方法(特許第6454772号)」)

特定非営利活動法人一歯一心会 理事長/日本ヘルスケア歯科学会 オピニオンメンバー/日本歯周病学会 会員/日本補綴歯科学会 会員/中野予防歯科研究会 会員/歯顎矯正研究会 会員

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