埼玉県坂戸市(東武東上線 北坂戸駅 徒歩10分)にある、もりや歯科 院長 森谷良行(もりやよしゆき)です。
この記事を見ている方は、「自分の歯を全部抜きたいと思っている方」あるいは「自分の歯が抜かないといけない状況だと思っている方」かもしれませんね。
もしかしたら、こちらの記事をお読みになって「自分も抜きたい」と思われているかもしれません。
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最近もりや歯科にも「歯を全部抜きたい」というお問い合わせが増えています。
基本的には抜きたくないのが本音
個人的には、いくら患者さまが「歯を抜きたい」あるいは「歯を抜かないといけないかも」と思っていても、自分の歯を大事にしてほしいと思っています。なぜなら抜いた後に元に戻してほしいと言われてもできないからです。
もし元に戻せるのなら一度やってみましょうとおすすめする事もできます。ただ「歯を抜く=後戻りできない治療」なのです。
大半の方が歯を抜かないで治療が可能
もちろん「歯を抜いて良かった」と言う方もいるのは事実です。これまでずっと歯の治療をしてきて、それが苦痛で仕方がなかった、抜いて総入れ歯にしてすっきりした、という方もいらっしゃいます。
一方で、抜いたことを後悔することもあるはずです。相当な状態であれば歯を抜くことをお勧めしますが、基本的には歯医者としては、歯を抜かない治療をお勧めすることになります。
実際にもりや歯科には歯を全て失っている総入れ歯の方が多く通院されていますが、大半の方が「自分の歯のままでいたかった」と言っています。総入れ歯には満足しているかもしれませんが、やはり自分の歯の時の方が良かったと言うことです。
ちなみに、もりや歯科に来院される方のうち、大半の方が歯を抜かないで治療をすることができています。
患者さまの要望をしっかり確認したい
どうしても抜きたいという方も、歯を抜く抜かないに関わらず、まずは治療計画を考えるために現状を把握するための検査をさせて下さい。検査結果を聞いてから、歯を抜くか抜かないかを考えても遅くはないと思います。