埼玉県坂戸市(東武東上線 北坂戸駅 徒歩10分)にある、もりや歯科 院長 森谷良行(もりやよしゆき)です。
矯正治療で歯を抜くこと(抜歯)について
矯正治療をするときに「歯を抜く」と言うことはよくある話です。
なんで歯を抜くのでしょうか?歯を抜くことで隙間を作り、出っ歯を解消したり、歯と歯の重なりを解消するためです。
実は、歯を抜くこと以外にも、出っ歯を解消したり、歯と歯の重なりを解消する方法があります。
- 歯を奥に移動させて隙間を作るか
- 歯と歯の間を削って(MAX0.5㎜)で隙間を作るか
上記の2つを片方だけをやる場合もありますし、両方やることもあります。
特にインビザライン矯正治療は、1の歯を奥に移動させることが得意な矯正方法になります。実際は2㎜程度はスイスイ動きます。
私自身はワイヤー矯正を本格的に指導を受け始めて16年以上経っていますが、奥歯を奥へ移動させることは治療期間はかかるし、難易度も高めです。移動させることはできますが大変でした。
インビザライン矯正治療の場合は、どんどん動いてくるのでビックリしています。
歯を抜いた方が良い理由はご理解して頂けたかもしれません。抜くことは納得できたけど気持ちの整理が・・・という方もいらっしゃると思います。
「親知らずを抜くと大変」「歯を抜くのが大変」という情報がSNSにアップされているので、検索をすると多数見つけることができます。
そのような情報をたくさん見ると「抜くと大変」と思ってしまうかもしれませんが、私自身の感覚では抜いた後に痛みが強く出たり、大きく腫れたりするのは、10人中1名ぐらいです。実際に当医院にて抜歯をした方の感想をもらっていますので読んでください。
患者さまの感想
先日無事にすべての抜歯を終えました。今まで抜歯をした記憶がなかったため、麻酔や抜歯後の痛み、腫れなどの不安があり、緊張もしましたが、実際は、麻酔が少し痛かった程度であっという間に抜けてしまい驚きました。
また、抜歯後には念のため痛み止めの薬を処方して頂きましたが、1回目も2回目も痛み、腫れ共にほとんどありませんでした。こんなことならもっと早く抜歯をすればよかったと思ったほどです。
私の場合は、元々難易度が高くないとのことでしたが、親知らずの抜歯は痛みや腫れを不安に感じ、なかなか決断ができない人も多いと思います。
もりや歯科さんは、しっかりと事前に検査や相談等親身になってしてくださるため、迷っている方は一度相談してみるとよいと思いました。
来週からいよいよインビザライン矯正が始まります。いろいろと大変なこともあるかと思いますが楽しみです。
担当医師よりのコメント
患者さん自身は当医院のことをものすごく褒めてくれていますが、今回の抜歯の難易度は低いので、大きな問題は起きづらい状況でした。
今回は上下左右の親知らずと左上に残っていた乳歯1歯の合計5歯抜いています。
親知らずを抜いた理由は、親知らずの歯があった場所に奥歯を移動させるための隙間をつくと同時に抜いた直後は歯が動かしやすいからです。
今後の報告は後日しますので楽しみにしていてください。
治療の経過状況
1:治療の相談
2:治療開始
当記事